ねこープロジェクトIIとMIDI
廃棄したPC-98機のソフトウェア資産の活用に、フリーでオープンソースなねこープロジェクトII(NP2)というエミュレーターを利用している。しかし、NP2からMIDIでBLACK PACKAGEの『殻の中の小鳥』というゲームの音楽を鳴らしてみたら、ホストOSのWindows XPの標準ソフトウェアシンセサイザーとなるMicrosoft GS Wavetable SW Synthの音がショボい。そこで、Microsoft GS Wavetable SW Synthの代替にフリーウェア(無料)のBASSMIDI Driverをインストールすることにした。
BASSMIDI DriverはWindows XP、Windows Vista及びWindows 7用のサウンドフォント(音色のデータファイル)ベースのWindows MIDIシステムドライバーである。対応しているsf2サウンドフォントはネットから選び放題だが、定番とされているSGM-V2.01(無料)を利用することにし、ダウンロードの上、BASSMIDI Driverで設定した。ちなみに、同様にTiMidity++も試したが、こちらはBASSMIDI Driverより動作が重く感じたので、今回は採用を見送った。また、Windows 2000でお世話になったYAMAHA S-YXG50(無料)は、別のドライバーを試したかったので、同様に見送った。
それはさておき、次に、NP2のMIDI option
のAssign
のMIDI-OUT
でBASSMIDI Driver
を選択した。あとAssign
のModule
にGM
を選択したが、正直何を選択していいか分からなかった。そうして、再びMIDIで『殻の中の小鳥』の音楽を鳴らしてみたところ、音が断然良くなった。これだよこれ、ってPC-98時代はMIDI音源モジュールを持っていなかったのだが…。
なお、NP2からフォークした88VA Eternal GrafxのPC-88VAモードとPC-98モードで、マイクロキャビンの『幻影都市 ILLUSION CITY』も試したところ、同様にMIDIで音が鳴ることを確認できた(PC-88VAモードではSerial
のCOM1
にMIDIを接続)。
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